ハバロフスク州
ハバロフスク州は、ロシア極東地域の中心に位置しており、ロシア連邦の中で最も大きい地方の一つである。この地方は、陸・海・空 の交通の重要なところです。海上交通では、ロシアと太平洋地域の他国の海港をつなぎ、陸上交通 では、欧州・独立国家共同体(CIS)諸国とアジア・太平洋地域をつないでいる。
ハバロフスク州は、沿海地方・ユダヤ人自治州・アムール州・マガダン州と境を接 し、南西部には中国国境がある。この州は、日本海・オホーツク海・間宮海峡に面している。面積 は、ロシア全土の4.6%にあたる78万8,600平方km、89の連邦構成主体中5番目の広さを誇っています。この地方の広さは、フランスの1.5倍、日本の2倍以上です。
ハバロフスク州の中心都市は、人口60万9,000人のハバロフスクです。ハバロフスクは、人口ではウラジオストックに次いで極東第2 の都市です。
ハバロフスクと言う名は、17世紀のロシア人探検家エロフェイ・ハバロフにちなんで付けられました。ハバロフスクは、極東連邦管区の中心都市でもあります。ハバロフスクからモスクワまでの距離は8,522kmで、時差は7時間です。
ハバロフスク以外の大都市は、コムソモリスク-ナ-アムレです。その人口は29万1,000人ぐらいです。同市 は、造船・航空機生産・鉄鋼の町として知られています。
人口5万2,000人の都市アムールスクは、セルロース・ボール紙の生産で知られます。
ハバロフスク州の人口は148万5,800人で、人口密度は、1平方kmあたり 1.9人ぐらうです。
住民の80%以上が都市に住んでいる。同地方の平均年齢は35歳であります。ハバロフスク州の人口の86%はロシア人です。その他、ウクライナ人・ベラルーシ人・ ド イツ人・モルドバ人等がいます。彼らの多くは、19世紀末から20世紀初めにこの地方を開拓した人びとの子孫です。シベリアの原住民であるナナイ人・エヴェンク人・ニブフ人・ウデゲ人・オロチ人の 人口 は1,500人ぐらいです。また、朝鮮人も多数住んでいます。
ハバロフスク州の気候はモンスーン気候です。豪雨を伴う台風がしばしば通過すいます。冬は寒く、夏 は湿度が高く暑い。1月の気温は、内陸部南部で-22度、内陸部北部は-40度、沿岸部では-18~24度です。7月の平均気温は南部で20度、北部で15度です。年間降水量は、北部で400~600mm、南部 で600~800mm、山岳部では1,000mm。
ハバロフスク州には、標高500~2,500mの山岳部が多いです。また、同地方は河川交通が発達しています。同地方を流れる大部分の川(アムール川やその支流など)は、太平 洋に注いでいます。レナ川やその支流などいくつかの川は、北氷洋に注ぎます。ハバロフスク州には12万以上の川があり、その全長は54万1,000kmに及んでいます。
こちらの地方の川・湖には、チョウザメを含む100種類以上の魚が棲息しています。近海にはニシン・コマイ・ヒラメ・軟体動物・海藻・海洋動物等がいます。また、ハバロフスク州には、大鹿・アカシカ・ノロ・クロテン・シベリアイタチ・ 狐・リス・ジャコウネズミ・カワウソ・ヒグマ・狼・トナカイ・エゾイタチ・クズリ ・オオヤマネコ・ヒマラヤグマ・ウスリースクトラ等が住んでいます。
ハバロフスク州の資源は、極東ばかりでなく、ロシア連邦にとって重要です。こちらの資源とは、森林・魚介類・毛皮獣・鉄・非鉄金属・貴金属などです。
ハバロフスク州は、褐炭(ビキン市)や石炭(ウルガルの石炭埋蔵量は推定10億ト ン)・水銀・黒鉛・マンガン・燐鉱・泥炭・金などが豊富です。この地方は、ロシアでも有数の錫の産地です。錫の採掘・加工は主にコムソモリスカ-ナ-アム レで行われています。ハバロフスク州の原油・天然ガス埋蔵量は5億トンと推定されています。
ハバロフスク州は、ロシアの国内総生産(GDP)の約1.5%を占めています。この地方で各産業が生産全体に占める割合は以下のとおりです。
機械・金属加工(鉱工業生産に占める割合 は23.5%)
燃料工業(同15%)
電力(同14%)
食品工業(主に魚介類)(同 14%)
非鉄金属(同12%)
林業(同10.5%)
ハバロフスク州は、ロシア連邦内で、造船・鉄鋼・コンバイン生産や林業で知られています。
この地方には、シベリア鉄道とハバロフスク~コムソモリスク-ナ-アムレをつなぐバイカ ル-アムル鉄道が通っています。
ハバロフスク州の主要港は、ヴァニノとソビエツカヤ・ガーヴァニです。ハバロフスクとウラジオストックは現在、極東の主要都市をかけての競争を繰り広げています。
ハバロフスク州は、極東で最も豊かな連邦構成主体の一つです。この地方の生活最低水準以下の人口は28.2%ぐらいです。
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